「本は友人のようなもの」
写真家の石塚元太良さんの言葉です。自分にとってとても胸に響く言葉です。
このページでは自分の好きな、影響された本を紹介します。たまに雑誌や映画やその他もあります。
当本屋に来ていただくときにはぜひ好きな本、影響された本についてお話してくれたら嬉しいです。宜しくお願いします。

12.「しゃぶりつくせ!ブコウスキーブック」ジム・クリスティ著

11.宮沢りえ写真集「Santa Fe」

10.「世界一周ビンボー旅行ふたたび」下川裕治

9.「ヤノマミ」国分拓

8.「やがて哀しき外国語」村上春樹

7.小説「ノルウェイの森」村上春樹

6.「あの日、僕は旅に出た」蔵前仁一

5.小説「土曜の夜と日曜の朝」 アラン・シリトー

4.小説「長距離走者の孤独」アラン・シリトー


3.「 BRUTUS 2008/8/15日号 心を鎮める旅、本、音楽」

2.雑誌「SportsgraphicNumber 432号」
たとえば自分がアメリカ人に生まれてたら、スペイン人に生まれてたら、あと50年前に生まれてたら、今日生まれてたら自分はもっと幸せだったかもしれないなんて想像することがあるけれど、中学生の一番サッカー熱が高まっていたときに、1997年の秋に行われたフランスワールドカップ・アジア最終予選をリアルタイムで観れたから今の人生で良かったなという気もします。それほど自分にとって価値のある貴重な体験でした。
息を呑むような攻防戦。日本とは異なる異文化が体現されたスタジアム、観客。落胆、呆然のアウェーゲーム。監督の突然の更迭。そして小説に書いたとしても出来過ぎなくらいのドラマティックな結末。
この第3代表決定戦で先制点を挙げたゴン中山こと中山雅史は最終予選中も日本代表に呼ばれることなくテレビのゲストリポーターをしていました。その男が放った先制点がこの表情でした。

1.雑誌「Sportsgraphic Number PLUS フランス’98を愉しむ」
鬱屈とした高校時代。甘酸っぱい恋愛も思い出深い文化祭などの思い出もなく、勉強漬けだった日々。デートに行く、自分の服を買う、どこか旅に行く、多くの人が高校生の時に経験したようなことを大学生になって経験し始めた、そんな日常を時折明るく、勇気づけ、支えてくれたのは「Sportsgraphic Number」と「中田英寿」でした。
WOWOWで深夜に観る中田英寿のイタリアでの活躍。Nakata.netで綴ったイタリアでの暮らし。思い返せばきっとその時に海外を旅する下地を作っていたような気がします。
スポーツを観ること=Numberで読むことだったあの日々。いつからかスポーツもNumberも昔ほど熱くはならなくなったけれど、この雑誌「Sportsgraphic Number PLUS フランス’98を愉しむ」を見返すたび、その時の自分を思い出します。