アフガニスタン国境にもほど近いパキスタン・ペシャワール。
砂埃が舞い、三輪車と人々が行き交う旧市街はどこの街の旧市街とも似つかわしい喧騒と混沌がありました。イスラム教の色が濃いパキスタン。街行く人々は男性が目立ちます。
カラフルな果物が並べられた八百屋があり、しばらく歩くと肉屋が見えます。
肉屋の姿は日本の肉屋とは似て非なるもの。生々しいとはこういう場面で使うのだなと思います。
八百屋には端にはゲージがあって生きた鶏が入れられています。注文が入るとその場で締められ、食べられる肉とされる。むごいような気もしますが鮮度は抜群です。そして鶏肉を詰められた新聞紙やビニール袋越しには、さっきまで生きていた温かみが掌に伝わります。
「いただきます」という言葉にも強い実感が伴います。
街を歩くだけで日本とは違う世界が色々みえてきます。
世界中の路上を歩くのは面白い。いつもそう思います。