【今日の一冊】「最高のコーチは教えない」吉井理人(ディスカバー携書)

正月からこんな本を読んでます。

現在、プロ野球の千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人氏のコーチングに関する本。ご存知の方もおられると多いと思いますが、吉井監督はこちらの本屋のある和歌山県海南市の近く現在の有田川町出身で、有田市にある県立箕島高校出身の和歌山県民でもあります。

どの本屋さんにも当てはまるか分かりませんが、自分が好きな本、読みたい本と、店に置きたい本、お客さんに手にとってもらいたい本は少しだけ違います。

この本は自分の本屋に並べるかといわれたら並べない本。ではなぜそんな本を読んでるかというと今、私は子育て真っ盛り。娘2人は一輪車を始め様々なスポーツに取り組んでいますが、一番積極的に家族総出で取り組んでいるのが一輪車です。

昨年の秋には静岡で全国大会があり、2人とも入賞できたのですが、最近は少し中弛み気味。

一年間通して、モチベーションを維持するというのは大人でも難しいと思います。しかも長女には同い年の同じ小学校に全国1位を獲った強力なライバルがいて、性格的にも、周りに負けじとガンガン競い合うというタイプでもありません。

一輪車は好きだけど競争は苦手。そんな長女にどんな声をかけたり、コーチングをしたらいいのか悩み、参考になればと手にとったのがこの本でした。

プロ意識とは、主体性とは、どんな声かけが合理的か、プレーヤーとコーチの適切な関係性とは。著者がメジャーリーガーだったアメリカ時代に備わった合理的な考え方やこれまでの指導者から学んだ術をわかりやすく伝えるこの本は自分の子どもへの子育てに活かせればと思って読み始めましたが、結局自分の仕事や人生についても役に立つことばかりでした。

子育てもスポーツも仕事も声かけや捉え方、考え方一つで大きな結果の違いが生まれる。どんな世代の人にも参考となる一冊です。

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