【今日の一冊】「13歳のハローワーク」村上龍・はまのゆか(絵) 幻冬舎

2003年に出版され、当時ベストセーラーとなった「13才のハローワーク」。

はまのゆかのイラストともに、大人の世界の入り口に立つ13歳に向けて、現実という巨大な世界の「入り口」である仕事や職業をわかりやすく、伝えた一冊。

この本が出版された21年前は自分も20歳くらい。「13才のハローワーク」がテレビや雑誌でよく取り上げられているのをみても、当時は自分にはあまり関係ないものでした。

けれどあれから20年以上の歳月が流れ、自分も2児の父となり、2人の娘も今年10才と7才。

この本で描かれた節目の13才に少しずつ近づきつつあります。

娘たちを傍でみていても、何が好きで、何が嫌いか、何が得意で、何が不得手かが手にとるように分かり、親としては子どもが好きなこと、得意なことに意識を向け、それを伸ばしてあげたいと思います。

世の中には本当に多様に職業や仕事があって、もちろん40年生きた自分が知らない仕事や世界もたくさんあります。

そして子どもはもちろん何をやるのも自由だし、どう生きるのも自由。ただ多様にあるし、親である自分の知る世界も広くはなく、何がその子にとってピッタリ合う仕事かというのは分かりづらかったりします。

まずはどんな職業・仕事があるか知ること。

そんなスタートにピッタリの一冊です。

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