だいぶ前にX(旧Twitter)でこんな投稿をしました。
そして異国情緒が濃厚に漂う赤煉瓦作りの「この空間に合う本」の一つがカレーの本な気がします。
スパイスを取り揃え、家で作ってみたい気はしますが未だにトライできず、子連れファミリーには少し敷居が高いカレー屋さんですが、カレーの本は大好きです。
装丁と内容がセンスよくまとめられたカレーの本はたくさんあって、仕入れても仕入れてもありがたいことに売れていきます。
「南インド料理とミールス」や、
「ダルバートとネパール料理」、
「ひとりぶんのレンチン スパイスカレー」、
「ナイルレストラン」、
そしてLLCインセクツの「関西のスパイスカレーのつくりかた」など、
たくさんの「カレーの本」が出版されていて、カレーの本は並べておくだけで、なぜだかウキウキとした気持ちになります。そしてまたカレーの本とカレーを取り巻く人々やカルチャーもまた魅力的です。
だいたい小綺麗とは言い難い兄ちゃんがワンオペで、売り上げやおつりを入れたポーチを首からぶら下げ、もくもくとカレーをよそう姿は音楽や映画を作る人々と変わらない、型からはみ出した後に残る自由と潔さを感じます。
そして本屋という稼業もまたカレー屋界隈との共通性をもっていると感じます。
カレー屋や世界各国の料理を出す店がカルチャーという土台の上で商いをしているからこそ、魅力的に映り、店に本を並べたくなる要因だろうと思います。
好きこそものの上手なれ。将来「世界の料理に強い本屋」を誰かが連想したときに、真っ先に思い浮かんでもらえるような本屋を目指していきたいと思っています。