2023年も明日で終わり。
今年もたくさんの皆様に当本屋にご来店いただきありがとうございました。
来年2024年はさらなる飛躍を遂げられるよう、もっともっと頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
そんなわけで2023年をざっと振り返ってみたいと思います。来年はさらにいろいろな出来事をブログに書けるよう今からいろいろ練っていきたいと思っています。
1. 妻すけのあずさ、2作目の絵本「やぎのタミエはおかあさん」(BL出版)が出版。
2023年3月10日。第一作「うみのハナ」に続いて、BL出版より二作目の絵本「やぎのタミエはおかあさん」が発売されました。
この作品は私たち家族が2022年の春まで紀美野町の古民家に暮らしていたときの実際にヤギを飼っていた経験がベースとなっています。実際に体験したヤギの出産、生命の誕生を描いたほぼ実話です。
ちなみにヤギの名前「タミエ」も実際に飼っていたヤギに付けていた名前です。ちゃんとした名前の由来もあります。その由来は僕が生まれるとき、当時は生まれてくるまでお腹にいる赤ちゃんが男か女か分からず、僕の父親が大阪の名付け士さんに付けてもらった名前が男の子だったら「彰昭(てるあき)」、女の子だったら「たみえ」だったそう。そこからこの名前を付けました。
実在していた「タミエ」は残念ながら病気で亡くなってしまったのですが、この絵本のなかでずっと力強く生きていて、ページをめくるたびにタミエと過ごした日々がよみがえってきます。
私たち家族にとっても大切な一冊となりました。
2.「やぎのタミエはおかあさん」の原画展を開催
二作目の絵本「やぎのタミエはおかあさん」の出版をきっかけに今年もたくさん原画展やイベントを開催できました。
当本屋のある旧田島うるし工場を始め、日高川町の本屋イハラハートショップや和歌山市民図書館、四日市・子どもの本専門店メリーゴーランドにて原画展を、そして各地ですけのあずさのイベントを開いていただきました。
来たる2024年も、また春ころに妻の新作絵本がBL出版から出版予定です。今はせっせと絵本の製作に励んでいます。出版されたあかつきには来年も絵本原画展を開催する予定としています。
ぜひ楽しみにお待ちください。
3.出版社さりげなく「やぶる うまれるワークショップ」を開催。
ご縁があり、ゴールデンウィークに京都の出版社さりげなくさんにお越しいただき、「やぶる うまれるワークショップ」を開催しました。これは出版社さりげなくが出版したrekkoさんの「やぶる うまれる 絵本」にちなんだワークショップです。
自分で絵本のページをビリビリとやぶることで初めて完成する絵本で、たくさんの子どもたちが楽しんで取り組んでくれました。
出版社さりげなくのサポートメンバーである亀ちゃんが当本屋のある海南市出身であり、このイベントにはたくさんの亀ちゃんの同級生たちが子どもを連れて参加してくれました。
さながら同窓会のような大賑わいになり、たくさんの笑い声が聞こえた一日でした。
4.和歌山音楽大行進・子どもなかよしまつりにて一輪車演舞
娘が所属する和歌山県一輪車協会は毎年和歌山市のけやき大通りで開催されるこのイベントに参加し一輪車演舞をしており、うちの娘たちも今年初めて参加しました。
「スター」と呼ばれる背の高い、サーカスに登場するような一輪車に跨り、この日のために練習を重ね、本番を迎えました。
本番の日にはなんと東京ディズニーリゾート開園40周年を記念したディズニーパレードも行われ、沿道は約7万人の人で埋め尽くされました。そのディズニーパレードの前座のような役割でも、このようなたくさんの方の前で演舞でき、「すごい、すごい」という声や温かい拍手をいただき、とても素晴らしい思い出になりました。
5.6月2日台風第2号と前線による大雨被害
この出来事は個人的な話ではないですが2023年の6月2日、私の住む和歌山県海南市や紀美野町は台風2号と前線による甚大な大雨による被害にあいました。
幸いにも我が家や本屋のある海南市船尾の旧田島うるし工場は目立った被害はありませんでしたが、床上浸水した家屋や土砂崩れ、農業被害など深刻な被害を受けました。
いろいろな教訓とともに近い将来発生すると言われる南海トラフ大地震に備える必要があるとの思いが否が応でも胸に刻み付けられました。
6.中村安希さんトークイベントを開催
6月2日の大雨被害のわずか2日後、予定通り第7回開高健ノンフィクション賞受賞作家であり、ノンフィクションライターの中村安希氏をお招きしたトークイベント「旅すること 食べること」を開催しました。
大雨被害があったのが6月2日の金曜日。そして6月3日(土)までJR紀勢本線が運休していました。またご予約いただき、楽しみにしておられた何名かの方も家屋の浸水被害に遭われ、イベントへの参加ができなくなりました。
苦渋の決断でしたが、会場である旧田島うるし工場は被害はなく、また長野や京都からこの日のためにわざわざお越しくださる方もいて、トークイベントを予定通り実施することとなりました。
そのときの様子は中村安希トークイベント「旅すること 食べること」にて書きましたので、ぜひご一読ください。
7.灼熱の一輪車特訓
プライベートは一輪車以外無いんかい!って感じですがまたまた一輪車です。
猛暑の夏。毎週毎週通う和歌山市の河西公園で開かれている一輪車の練習に、友人の写真家・新多正典さんに来ていただき、たくさん写真を撮っていただきました。
青く澄んだ空と一輪車をこぐ娘たち。2023年の夏といえばこの景色が目に浮かびます。
8.秋の出店攻勢
2023年の秋はたくさん本屋出店をさせていただきました。紀美野町のベーカリーテラス・ドーシェルや「くらとくり」やArcade2023 in 那智勝浦、WAKAYAMA COFEEE MARKET、キタカガヤフリー2023オータム&アジアブックマーケット、ヨムヨム本の市などたくさん出店させていただき、どれも楽しく、良い刺激や経験をさせていただきました。
2024年もぜひたくさんのイベントに出店させていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします!
9.一輪車全国大会に参加
一輪車の今年の集大成は全国大会。
10月に静岡県沼津市で開催された「2023全日本一輪車競技大会トラックレース部門」と11月に静岡県焼津市で開催された「2023全日本一輪車マラソン大会」。
長女は「2023全日本一輪車競技大会トラックレース部門」にて「タイヤ乗り 3・4年生女子の部」で第6位入賞、次女は「2023全日本一輪車マラソン大会」にて「5km1,2年生の部」で第5位に入賞しました。
来年はもっと高みを目指して、メダルをもらえるよう頑張ります。
10.松原時夫写真展「プライベイトアルバム 星林高校十期生」を開催
そして最後は最近まで当本屋で開催した和歌山市和歌浦在住の写真家・松原時夫氏による写真展「プライベイトアルバム 星林高校十期生」。
会期全体を通し、松原さんの人柄と写真の素晴らしさを感じ、和歌山に住んでいる写真家で、これほど和歌山の人々に愛されている写真家はいるのかと強く感じました。
ぜひ来年以降も写真展をお願いしたいと思っています。
そんなわけで2023年をざっと振り返りました。皆様に支えていただき、こうしてたくさんのイベントや出来事を経験しました。
来る2024年は十大ニュースでおさまらないようたくさんのイベントや思い出を作っていきたいと思っております。
今年一年ありがとうございました!
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。